猫関連商品の売り上げが2018年度に犬関連商品を上回った。コロナを機に猫の飼育頭数が増え、それに伴い猫のフード、副食(スナック類)の売上構成比が年々高まっている。コーナンでは、新規の若年客層を取り込む施策としてプレミアムフードを強化。ホームセンターの売り場を生かし、PB、専売品に加え、電化製品など幅広い品揃えで集客を高める方針だ。

 (写真上、商品四部ペット用品担当バイヤー 山本 恭豊)

 コロナ禍以降、ペットケアカテゴリーは大きく三つの潮流に変化しました。一つ目は、お客様のSDGs・環境配慮への意識の高まりによって、ペットシーツなど環境を意識した関連商品の購入意向が高まったこと。二つ目は、犬や猫のペットに対しても、お客様は家族と同じような感覚で接するようになり、アニマルパートナー化が一段と進んだこと。家族と同様に寝室でも一緒にいる機会が増えました。そして人間と同様にペットフードの食への安全・安心や健康志向も年々高まりを見せていることです。これらの結果、犬猫の糞尿の匂いが少ないシステムトイレやみまもりカメラの新規購入行動につながり、またペットフードでは、より安全で健康なプレミアムフードの購入が進みました。

ニーズが高まる猫用の副食商品でPB、専売品、NBと幅広く揃えた(コーナン新大阪センイシティー店)

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