日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は8月30日~9月1日の3日間、東京ビッグサイトで第24回JAPANドラッグストアショーを開催する。今回は「これからの多様性のある社会に向けたドラッグストアの挑戦~自分にあったセルフメディケーションを探して~」をテーマに掲げ、367社、1177小間の出展を予定(概算、8月1日現在)。来場者数は約7万人を想定し、特に一般来場者の増加に力を入れる方針だ。

 今回の見どころは、特別企画の「フェムケアゾーン」および「食と健康ゾーン」。「フェムケア」では女性特有のライフケアに関するすべての商品やサービス、システムを一堂に集めて紹介。「食と健康」では、「生活習慣病」や「健康維持向上食」などの関連商品情報を発信するほか、「食と健康アワード2024」として、メーカーのエントリー推奨商品を展示、ショー実行委員会審査による入賞商品を選定する。

 また、昨年は午後に来場者数が減少する傾向がみられたことから、今年は世界各地の料理を乗せたキッチンカーが集結するコーナーを設け、会場内でランチや休憩をとりやすくする。さらに、「お祭り広場」ゾーンでは夏祭りや子ども向け仕事体験をコーナー化し、家族で楽しめるイベントとして訴求する。

 昨年、SNSでの情報発信を強化したことで、来場のきっかけにSNSを挙げた割合が一昨年の7%から20%まで増加した。それを踏まえて、今年もテイックトックやユーチューブのインフルエンサーと連携したSNSでの情報発信に注力、来場者の増加につなげたい考えだ。

(冒頭写真は8月6日にオンライン記者会見を行うJACDSの田中浩幸事務総長(左)と事務局担当の上杉幸一氏)