2023年の加工肉の国内生産量は前年比98.4%の約52万トンと5年連続で減少した(日本ハム・ソーセージ工業協同組合調べ)。加工肉の価格改定は相次いでいるが、全体の販売数量が減少する中で価格競争が激しくなり売価に反映されにくい状況だ。その中でみやぎ生協はアイテムを絞りつつ、専売品とPBで対抗。ニーズが高まる健康軸の商品や調理が簡単な惣菜などの品揃えも広げている。

 (写真上、店舗商品本部 畜産部門バイヤー 佐藤 隆司)

 加工肉はここ数年、飼料や原材料の高騰により、メーカーの価格改定が多く、販売数量が伸び悩んでいます。特に昨年から計3回の原価値上げがあり、その影響から組合員さんの加工肉に対する節約志向が一段と強まり、それに伴い、当生協の出店エリアでは、主力商品の価格競争が激しい。

アイテムを絞り棚最下段に専売品や売れ筋を打ち出す(7月に改装オープンした、みやぎ生協八木山店)

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