ファストフードや居酒屋など複数業態の飲食店を展開するSANKO MARKETING FOODSは7月29日、水産物をはじめとする各種食料品卸業の津田食品(千葉市)と資本業務提携契約を締結したことを発表した。これは6月に行われた取締役会での決議に基づいたもので、今後は双方の販路および調達力拡大をはじめとした相乗効果の創出を目指す。
1979年設立の津田食品は千葉市地方卸売市場内に本社を構え、同市場内での仲卸として営業。自社グループで物流機能を持っており、主に地元の千葉エリア内の小売店・量販店・消費者へ食料品の供給を行っている。一方、SANKO MARKETING FOODSは沼津・下田・浜松・豊洲の水産商品を中心とした調達リソースおよび各所の飲食店・小売店へ販路を持っており、今後は相互の機能・ネットワークの効率的な運用や拡大を狙う。
なお、今回の資本提携は将来的な経営統合を見据えたもので、現時点では津田食品の全株式を保有する経営株主の鳥光博之氏からSANKO MARKETING FOODSが10%を取得する形だという。
(冒頭画像はSANKO MARKETING FOODSのホームページ)