三井物産流通グループは7月10日、11日の両日、東京ビッグサイト(南1・2ホール)で展示会「フードショー2024」を開催した。グループ統合初開催となる今回は、「明日(みらい)をつくる みんなのチカラ」をコンセプトに、「ライフスタイル」「ウェルネス」「サステナビリティ」「機能提案」の四つのテーマに沿って企画。新規メーカー40社を含め計433社が出展。2800人が来場した。
グループ融合による新たな価値を提案する。それを最初に示すのが入り口すぐの大型パネルだ。パネルにはグループ自慢の物流機能を二つ掲載した。一つは元々三井食品管轄の「首都圏東物流センター」(千葉県流山市)で、もう一つは、物産ロジスティクスソリューションズ(BLS)が持つメーカー向け幹線物流だ。首都圏東物流センターは昨年リニューアルを実施し、最新のマテハン機器を導入。自動化・省人化を具現化した最新のセンターだ。一方でBLSの幹線機能は、北は北海道、南は沖縄までの全国三温度帯別の物流拠点を持ち、マザーセンターを介した全国へのシームレスな納品体制を完備。統合による物流施設の拡充をアピールした。
統合によるメリットを各社の物流機能でアピール