日本惣菜協会が6月1日に発行する「2024年版惣菜白書」によると、23年の惣菜市場規模は前年対比104.9%の10兆9827億円となり、コロナ禍前の19年比でも106.4%と完全回復したもようだ。

 業態別では、「CVS」が前年比5.6%増の3兆4631億円、「食料品スーパー」が5.7%増の3兆2586億円、「惣菜専門店」が3.9%増の2兆9426億円で、この3業態で全体の88%を占めるその他の業態では、「総合スーパー」が4.4%増の9754億円、「百貨店」が2.2%増の3431億円を記録し、全業態で前年比プラスとなった

 業態別の構成比では、「CVS」が0.2ポイント増の31.5%、「食料品スーパー」が0.3ポイント増の29.7%で、それぞれシェアを高めた。「総合スーパー」は横ばいの8.9%で推移。一方で、「惣菜専門店」は0.3ポイント減の26.8%、「百貨店」は0.1ポイント減の3.1%とシェアを落とした。

(写真はサミットストア大田中央店の惣菜売り場)