ライフコーポレーションは、今期、ナチュラルスーパーのビオラル事業を強化する。4月10日に開かれた2024年2月期の決算説明会で岩崎高治社長は、「新たにビオラル事業本部を立ち上げた。近々ビオラル事業についての方針を策定して発表したい」と述べた。

 ビオラルは2016年大阪市西区に出店した靭店が1号で、20年に2号店の吉祥寺マルイ店を東京・吉祥寺に出店。前期は2店、今期も既に2店舗を出店済みで、4月現在、関西3店舗、関東7店舗(ライフへの併設店舗含む)の計10店舗を展開するほか、ライフへのコーナー設置も進んでいる。売り場の拡大と並行して、ビオラルブランドの商品のラインアップも拡大しており、売り上げの規模も「この4年で400%に拡大した」(岩崎社長)。前期の売上高伸長率も135.6%と、同社の展開するPBの中で最も伸長した。商品の磨き込みにも力を入れ、「お客様の声を聞きながら、添加物を減らすなどの取り組みも進めている」(岩崎社長)という。ドラッグストアやディスカウントストアなど、異業態も含めた競争が激化する中、ライフでは、ビオラルを差別化の切り札と位置付けており、その強化を進める構えだ。

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