ワークマンが子ども服にも進出した。同社は、2月22日、イオンモール沖縄ライカムのワークマン女子店内に「Workman Kids(ワークマンキッズ、以下キッズ)」を投入したのに続き、3月5日には、池袋サンシャインシティ専門店街アルパ内のワークマン女子店舗内にもキッズの売り場を設けた。

池袋サンシャインシティ専門店街アルパ内のワークマン女子店舗に設けられたワークマンキッズの売り場

 ワークマンキッズは、「ワークマンの機能性を備えたキッズウェアが欲しい」という消費者の声に応えて開発。大人用と同じ型紙で120~150センチにリサイズした商品を大人用と同じ生地と工場を使って製造することで、価格を大人用の6~7割に抑えた。

キッズ商品は、大人用と同じデザインと生地を使い、同じ工場で作ることで価格を抑えた

 商品は、防水・撥水機能付きのジャンパーや吸汗性の高いTシャツ、火の粉に強いオーバーオールなど、ワークマンならではの機能性を備えた30品目をラインアップ。まずは、ワークマン女子の池袋サンシャインシティアルパ店など、ショッピングセンター内の店舗で取り扱い、この秋からは全国の1022店舗(今年9月時点の店舗予定数)に販売を広げる予定だ。

 このほか、ワークマンでは、オリジナルのランドセルも開発、今年6月から販売を開始する。

 商品の名称は、「ZSG03 ESスチューデントデイパック」で、素材に防弾チョッキにも使われる「バリスティックナイロン」を使用するなど、耐久性の高さが特徴。また、皮のランドセルに比べて軽い点も訴求ポイントだ。

6月からネット限定で発売するランドセル。ナイロン製で軽く耐久性があるのが特徴

 背面部分にはアルミのプレートを入れ、背中全体で重さを負担するよう工夫を施したほか、肩紐は、2カ所で長さを調整、6年間の身長の変化にも対応できるようにした。さらに、タブレット収納スペース、車のライトなどで光る反射板や防水カバーなど、ランドセルに必要な機能も備えている。

 価格は税込みで8800円。一般的なランドセルが数万円することを考えると、「かなりお買い得」(ワークマン担当者)だ。色は当初黒一色のみだが、売れ行きや顧客の声を聞きながら、カラーバリエーションも検討するとした。なお、こちらは、ネット販売・店頭受け取りでの販売を予定している。