小売業・卸売業各社は1月4〜5日にかけて、能登半島地震の業績への影響を発表した。
小売業の被害状況は、1月4日時点でケーズホールディングス(HD)が高岡店(富山県高岡市)1店舗、セリア2店舗、1月5日時点でクスリのアオキHDが4店舗それぞれ休業している。Genky DrugStores(ゲンキー)は一部店舗で商品の転倒、販売什器の損壊などが発生しているものの、1月2日から被災店舗を含む全店で営業している。また富山小矢部RPDC(富山県小矢部市)の建屋と設備に損傷が発生しているものの、被害は軽微で、こちらも通常通り稼働しているという。4社とも被害状況は精査中であるものの、業績に及ぼす影響は軽微と見込んでいる。
日用品卸では、PALTACのRDC北陸(石川県能美市)とRDC新潟(新潟県見附市)が被災、他の物流センターが代替出荷を行っている。あらたは商品の落下などがあったが1月2日には復旧した。両社とも影響は現在調査中としている。