アリナミン製薬は今冬、かぜ薬「ベンザブロックYASUMO(ヤスモ)」(18錠、30錠)(指定第2類医薬品)のさらなる認知拡大を図る。

 2022年のかぜ薬市場は、前年比132%と大きく伸長。その中で昨年9月に発売した同製品は、「寝て早くかぜを治す」という新コンセプトが消費者から支持され話題となった。23年上期のかぜ薬市場は、同一47%とさらに拡大している。

 YASUMOは、症状タイプ別かぜ薬「ベンザブロック」シリーズから新処方で誕生。眠りを妨げるかぜのせきや喉の痛み、鼻づまり、熱などのつらい症状を7つの有効成分で抑制するほか、就寝前でも安心して服用できるノンカフェイン処方が特徴だ。

 マーケティング部ベンザグループの八尾あすか氏は、「コロナ禍を経て高まった『体調不良のときは無理をしないで休む』という生活者のニーズに応えました。この新たなコンセプトが小売店で評価され、消費者からも時代が求めるかぜ薬として広がりました」と昨年の動向を語る。

 今期は、その製品理解をさらに深めるためのプロモーションを強化。かぜを寝て早く治したい人向けに「YASUMOの効き目と、眠りの力」を前面に打ち出し、新規ユーザーの獲得を目指す。10月からは昨年に引き続き、俳優の岩田剛典氏と綾瀬はるか氏を起用したテレビCMを投入する。

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