イオンは11月10日、年末年始に向けたトップバリュの展開について発表した。
中でも力を入れるクリスマス商戦では、家中でのパーティーニーズを捉え、日髙良実シェフ監修の「プロのひと品」シリーズから、温めて食べられる牛バラ肉の煮込みやアクアパッツァや、2人前のパスタをデリカ仕様で販売する。
また「本場のイタリア料理を日本に広めたい」として、イタリアのパスタナンバー1メーカーであるバリラとコラボ。トップバリュ初のダブルブランドとして、冷凍のパスタメニューを4品発売する。価格は698円を想定しており、冷凍パスタではアッパーランクの商品だ。バリラとしても「日本で冷凍食品の展開は初めて」(バリラジャパンのニックヒル・グプテ代表取締役、写真右から2番目)。麺とソースをイタリアから輸入し、製造は国内で行っている。来春にも新たな商品を計画中だ。
ダブルブランド商品を投入した理由について、イオントップバリュの土谷美津子社長(写真中央)は「イタリアの地域地域の味やこだわりは日本の我々だけでは絶対に出せないから。我々だけで(商品開発が)難しいというときには、こういう形にさせていただく」と語った。
このほか、レンジで温めればすぐ食べられる「雑穀米と食べるサラダボウル」、新感覚クラフトドリンク「クラフテル」シリーズからZ世代向けの7品を新たに発売するなど、当日は約70品目を紹介。年末から1月4日までの商戦で、PB売上高前年比120%を目指す。