アメリカ百貨店最大手メイシーズは10月3日、小型店を拡大する戦略を発表した。2024年秋以降、小型店舗を全米で最大30店舗オープンする予定で、2025年秋までに小型店の総店舗数を最大3倍に増やす。

 小型店計画には、「メイシーズ」に加え、ブルーミングデールズが展開する小規模店舗「ブルーミーズ」も含まれる。ブルーミーズは西海岸初の店舗をワシントン州シアトルに11月にオープン予定で、フェアファックス(ヴァージニア州)とシカゴに続き3店舗目となる。

 これらのスモールフォーマット店舗はフルラインストアの約1/5の広さで、オンライン販売と組み合わせることで品揃えのハンディをカバーする。メイシーズのエイドリアン・ミッチェル最高執行責任者(COO)兼最高財務責任者(CFO)は、「店舗ポートフォリオの革新と再配置を続ける中で、小型店舗の拡大を進める。小型店は効率的に運営でき、オムニチャネルのエコシステムの中で、顧客の選択肢を広げる。店舗は、人通りの多いショッピングセンターをターゲットに出店していく」と語った。

(トップ画面は、メイシーズの店舗。同社のニュースリリースより)