エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)と高島屋は11月2日、資本提携を解消すると発表した。なお、業務提携については継続する方針だ。
両社は、資本業務提携を2009年に締結し、婦人服・服飾雑貨・紳士雑貨や中元・歳暮ギフト商品の共同開発などで一定の成果を得てきた。だが、コーポレートガバナンス改革における政策保有株式縮減の動きや環境の変化などから、資本関係の解消で合意した。
一方、業務提携では従来の取り組みに加えて廃プラスチックやフードロスなどSDGsでの連携にも着手しており、引き続き業務提携を強化していくことで一致したという。
両社は4日、H2Oが保有する高島屋株式888万7000株(5.3%)、高島屋が保有するH2O株式625万9500株(5.1%)をそれぞれ両社が自己株式として取得する予定だ。