国土交通省は7月21日、ドライバーの人手不足が懸念される2024年問題対策として、荷主・元請事業者を監視する「トラックGメン」を創設する。適正な取引を促し、ドライバーの待遇改善を図る。

 国交省では荷主・元請事業者に対して荷待ち時間の削減や適正な運賃を支払うよう働きかけや要請を行ってきたが、長時間の荷待ち時間や運賃・料金の不当な据え置きが十分解消されていなかった。

 全国162名体制で、適正な取引を阻害する疑いのある荷主・元受事業者を監視する。トラックGメンが調査した結果から、貨物自動車運送事業法に基づいて荷主・元請事業者への働きかけや要請などを実施する方針だ。