小林製薬は2023年秋の新製品内覧会を東京交通会館(東京都千代田区)で6月7~9日の3日間、大阪では6月21、22日の両日、福岡では6月27日に開催した。東京会場には卸業者・小売業者など1300人を招待。企業スローガンである「〝あったらいいな〟をカタチにする」をテーマに、今秋新製品17品目を発売、初年度売上高36億円を目標に掲げた。本内覧会では、コロナ下で増加した在宅時間を充実させるスキンケア、芳香・消臭剤を拡充させた。

 特に力を入れたのがスキンケアカテゴリー。鼻の毛穴洗浄液「ケアナボンひたし洗い液」(300mL、希望小売価格税抜1200円)は人気の目の洗浄液「アイボン」をイメージして6年をかけて開発。鼻の汚れを容器に〝ひたして〟洗って落とす新発想商品だ。スキンケア市場は肌負担をともなう製品が多いなかで、新たに角栓をひたし、ふやかすメカニズムを採用したことで肌負担の少ないデイリーケアを新提案する。他にはないユニークな製品特徴を生かし、インフルエンサーを起用したプロモーションの強化で新規顧客を獲得、売り上げ2.7億円を目指す。

新発想の毛穴洗浄液「ケアナボン」

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから