世界中から100万人以上が集まるバーチャルマーケットを主催

 リアルでもなければ、ECでもない。そんな全く新しい別の世界があったなら、そこではどんなコミュニケーションが、ビジネスが生まれるだろうか。仮想現実(VR)技術にいち早く着目し、メタバースという言葉がブームになる以前から市場の開拓に取り組んできた先進企業がある。VR法人ことHIKKY(ヒッキー)だ。

 同社は2018年に創業。最初期に集まったメンバーは、元々バーチャル空間にものを作ったり、アバターとなって自己表現したりするクリエイター、VRユーザーたちだったという。「当時のVRってとにかく自由で、新しい表現の場だった。だからとことん遊び倒してやろうと、最初はそんな感じでした」。クリエイティブ業界でアニメや映画などのコンテンツ制作を経たのち、VRに触れて可能性を確信、ヒッキー立ち上げに至った舟越靖代表取締役CEOはそう振り返る。

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