隣の港の水揚げが情報共有されていない
消費者の魚離れ、水産資源の枯渇、漁師の成り手不足と、国内水産業は課題だらけ。そこに流通の変革を通じて1石を投じようとしているのが、広島に本社を構えるスタートアップのウーオだ。
同社が手掛けるのは水産流通専用のマーケットプレイスアプリ「UUUO」。産地の漁協や、せりで商品を購入した仲買、さらに漁隣の港の水揚げが情報共有されていない師自身が魚を出品し、それを消費地の荷受(卸)、仲卸、食品スーパーや飲食店が購入することができる。商品の写真とともに、魚種とキロ単価、いつ水揚げされたか、どんな漁法かなどの情報が一目でわかる設計となっており、出品商品は当日水揚げされたものが多く、注文すれば遠隔地を除き翌日には届く。扱う魚種は100を超える。