イトーヨーカ堂は4月21日、ららぽーと横浜店をリニューアルオープンした。

 最大の目玉は2階に子ども関連商品を集積した「トイロパーク」だ。1000坪の売り場の中央には、広さ70坪、高さ3メートルの「滑り降りできる巨大な砂山」を用意。子どもを店に引き付けるため、公園で人気の滑り台と砂場をかけ合わせて作り上げた。早くも人気を見せており、オープン後最初の週末には多くの親子連れが遊びに訪れたという。

「トイロパーク」の正面入り口には人気のモフサンドコーナー

 このほか、同じ体験型ではデジタルを駆使したテーマパークの「リトルプラネット」を導入。玩具の品揃えも充実させた。マンガ雑誌「コロコロコミック」関連のキャラクターグッズを集めた「コロコロベース」や、着せ替え人形、乗り物、恐竜、・動物、ブロック玩具など、それぞれの売り場で「玩具を試せるコーナー」を設け、子どもを引き付ける狙い。またGMSが得意とする文房具やシューズ、水着などの学校用品や、子ども服、子ども靴も一通り揃っている。

デジタルを駆使したテーマパークの「リトルプラネット」
子どもが試して遊べるコーナーを随所に用意
学校用品も一通り購入できる品揃え

 一方で大人も楽しめる売り場にしようと、人気の「ガシャポンのデパート」やこだわり文具が揃う「コクヨステーショナリー」、駄菓子売り場なども充実させた。祭りの屋台で見かけるくじと景品のセットなどもそのまま販売している。

祭りの屋台で見かける景品とくじ引きのセットもそのまま販売している

 もともとららぽーと横浜店は子ども関連商品の売り上げがヨーカドーの中でもトップクラスの店舗だ。今回の改装では、2階にもともとあった婦人服やテナントを3階に移すことで600坪から1000坪に売り場スペースを拡張。ららぽーとの同じ2階には、ゲームセンターのナムコや同じグループのアカチャンホンポも出店しており、ヨーカドーの2階でも子ども関連のコンテンツを強化することで、相乗効果を高めたい考えだ。