効率偏重を見直し、味を追求今や弁当・惣菜コンテストの常連に

 「ファベックス惣菜・べんとうグランプリ金賞受賞」「お弁当・お惣菜大賞最優秀賞受賞」――。数々のコンテスト入賞を知らせるPOPがところ狭しと置かれたショーケースや平台には、バラエティー豊かな惣菜や弁当が並ぶ。ふっくら仕上げた赤魚の煮つけや大きなネタの握り寿司、真っ赤なイチゴがのった大福など、どれも思わず手を伸ばしたくなるような商品ばかりだ。デリカテッセントレードショー(DTS)のお弁当・お惣菜大賞に3年連続して入選した店内手作りおにぎりは、東京・浅草のおにぎり専門店「おにぎり浅草宿六」の店主の指導の下、試験に合格したおにぎり職人のみがにぎれるというこだわりよう。ネギ味噌のような定番からほっけの粕漬けやイタリアンハンバーグのような変わり種まで30種類を展開する看板商品の一つだ。隣接するベーカリーには、塩パンなどの定番商品のほか、カットした断面が映える流行りの「萌え断サンド」もある。

昨年4月にオープンしたマルトSC湯本店。惣菜売り場が充実している

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから