ニーズの見通しが立たず大半は当面様子見に

 1月26日、電子処方箋の運用が始まった。電子処方箋とは、紙の処方箋を電子化したもの。医療機関が、患者の同意を得て、処方箋データを電子処方箋管理サービスのシステムに登録し、薬剤師が、そのデータに基づき調剤するとともに調剤データを同じシステムに登録する。こうしたデータが蓄積されることで、医師や薬剤師は、患者の薬歴をもとに薬の飲み合わせなどを考慮しながら処方や調剤ができる点が特長だ。

 電子処方箋の発行や薬の受け取りに必要な患者の本人確認や同意確認は、健康保険証でもできるが、国は、情報の共有化や事務作業の効率化などの観点からマイナンバーカードの活用を推進している。

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