登録販売者と管理栄養士が運営する予防医療の専門店

 予防医療の提供と人材活用。異なる二つの狙いからクオールが開発した新業態が、東京・神田のビジネス街に構える漢方薬局「QOLサポート美健漢方クオール神田店」だ。2018年12月25日の開店から1年余り、いくつかの手応えを感じている。

一昨年12月、東京・神田駅近くに出店した「QOLサポート美健漢方クオール神田店」

 8坪強の店舗の棚には、漢方薬、OTC医薬品、サプリメント、健康食品など、300品目が並び、このうち7割を漢方薬が占める。ここで販売するのは第2類医薬品の漢方薬やOTC薬なので、薬剤師を配置する必要がなく、店舗は登録販売者と管理栄養士が主体となって運営している。同店を企画した関東第一薬局事業本部の藤井薫担当部長は、「通常の調剤薬局で活躍の機会が少ない登録販売者、管理栄養士に活躍の場を提供することと、敷居が高いと思われがちな漢方をもっと身近に感じてもらうことを目的にこの店をつくった」と説明する。

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