フランスでは外資系ハードディスカウンター(HDS)の進出が目立っている。1980年代末に進出したリドル、アルディといったドイツ系のHDSが大型店舗なのに対し、近年増えている外国発HDSの店舗規模は小さい。今回は、それらの中からパリ近郊に出店している2社「アクション」と「プリマプリ」を取り上げ、そのサステナビリティーの取り組みを検証する。

 食品以外の雑貨・家庭用品で急激に伸びているのが、オランダ発の「アクション」だ。パリの中心街にはないが、郊外の地下鉄駅近くにあるので、立ち寄りやすい。しかし、エコロジーに関心の強い人たちには、「炭素の排出量などに気を使わない安物の店」とみなされ、サステナビリティーについての期待値は低い。

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