ツルハ地盤の北海道、東北で業績が低迷

 再成長に向け、収益性改善へ――。ツルハホールディングス(HD)が今年6月に発表した新3カ年の中期経営計画のテーマは収益性の改善だ。売上高1兆円を目指し、成長に向け突き進んできたこれまでの流れから一転、足場固めに軸足を置いている。

 背景にあるのは業績の低迷だ。2022年5月期の業績は、売上高9157億円(前期比0.4%減)、営業利益405億円(同16.1%減)の減収減益で、営業利益率はその前の期から1ポイント下げて4.4%に落ち込んだ。既存店売上高は計画では2.3%増を見込んでいたものの、結果は1%減と誤算。売上高も計画比4.2%減、営業利益は同20.8%減での着地となった。

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