廃棄する農産物を商品化する専用センターを開設

 オイシックス・ラ・大地(オイシックス)が、フードロス削減の取り組みをさらに一歩進める。同社は、「これからの食卓、これからの畑」をスローガンに、自然環境に配慮した事業活動「グリーンシフト」を進めており、その中に「フードロス削減」と「フードロスの価値への転換」を掲げている。同社は、調達した農産物や加工品を定期宅配で供給するというビジネスモデルから、食品廃棄率は0.2%と、一般的な流通業の5~10%に比べ極めて低い。

 ただ、流通全体を見ると、生産地の畑や消費地の家庭での廃棄はまだ多いことから、産地や消費者に向けてもフードロス削減の取り組みを推進している。消費者向けには、素材の下処理を施したミールキットの提供により調理で発生する廃棄物を削減。一方、生産者に対しては、過剰生産物や規格外品、収穫時にカットする部分などを引き取り、商品化することで畑での廃棄を減らす活動を進めている。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから