オイシックス・ラ・大地は、来春のサービス開始を前提に、11月から赤ちゃん本舗と協業の検討を始めたと発表した。

 協業は、オイシックス・ラ・大地が運営する食材のサブスクリプションサービス「Oisix」と赤ちゃん本舗の店舗「アカチャンホンポ」が共同で企画・開発した商品やサービスを「Oisix withアカチャンホンポ」として「Oisix」内で展開するというもの。

 Oisixの会員数は、現在33万3,850人(2021年6月末時点)で、とくにミールキットの「Kit Oisix」を中心に子育て世帯や共働き世帯の利用が多い。一方、アカチャンホンポは、全国に121店舗を展開(21年10月末時点)し、年間300万人との接点を持つ。こうした両社のビジネスの親和性が大きいと判断したことから、今回の協業検討に至った。

 オイシックス・ラ・大地によれば、「5年後に約100億円規模の事業への成長を目指し、両社で様々な取り組みを行う」予定。同社の高島宏平社長は、11月11日の決算説明会の席上、「それぞれのインセンティブを生かし、将来は、コ・ブランド(共同ブランド)を作っていきたい」と意欲を示した。