オイシックス・ラ・大地が、フードロスを減らすアップサイクル型のPB「Upcycle by Oisix」の展開をリアルに広げる。

 これまで自社のネットショップのみで展開してきた同ブランドの商品を、12月1日から、ライフコーポレーションの自然派スーパー「ビオラルマルイ吉祥寺店」(東京都武蔵野市)、そごう・西武のOMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA」(同渋谷区)で販売開始する。

 Upcycle by Oisixは、食品の製造過程で出た廃棄食材を活用し、新たな価値を加えた商品群だ。今回ビオラルでは、従来廃棄されていたブロッコリーの茎や大根の皮を使った「ここも食べられるチップス ブロッコリーの茎」「同 だいこんの皮」(各430円)の2品を販売する。

ここも食べられるチップス ブロッコリーの茎
ここも食べられるチップス だいこんの皮

 CHOOSEBASE SHIBUYAでは、上記の2品に加え、なすのヘタを使った「ここも食べられるチップス なすのヘタ」(430円)、バナナの皮を使った「ここも食べられるジャム バナナの皮ごと」(961円)、梅酒を漬ける時に残った梅を使った「梅酒から生まれた ドライフルーツ」(538円)の5品を販売する。

ここも食べられるチップス なすのヘタ(黒糖味)
ここも食べられるジャム バナナの皮ごと
梅酒から生まれた ドライフルーツ

 Upcycle by Oisixは、今年7月の販売開始から4カ月で約8tのフードロス削減を達成(11月26日現在)。3年後には年間約500t、商品製造に関わる提携先100社の食品ロス削減を目標に掲げる。リアル店舗での展開をきっかけに、より多くのお客に「環境配慮型商品」の認知を広げ、持続可能な食提案を推進していく構えだ。