アクティブシニアの支持を獲得トップ5以内を今年射程圏に

 今年創業170周年を迎えた、プレミアム・アイリッシュ・ウイアクティブシニアの支持を獲得トップ5以内を今年射程圏にスキー「イーガンズ」の新作のシングルモルト「エンデヴァー」が日本市場に初上陸した。

 イーガンズは、シングルグレーン「ヴィンテージグレーン」、シングルモルト「フォーティテュード」をメインに据え、今年4月から日本市場に本格参入を果たしている。洋酒販売に力を入れる国分グループ本社の営業力を生かし、主要なスーパーやリカーチェーン、百貨店、ECなど500店舗以上の規模に販路を広げている。

 アイリッシュ・ウイスキーは今期7万ケース以上の出荷見込みで、世界5大ウイスキーの中で最も高い成長を示している。ライトな飲みやすさと穀物の芳醇な香りで幅広い層に受け入れられていることが要因だ。その中でもイーガンズは1本5900円(税別)の高価格商品だが、男性のアクティブシニアのウイスキーファンを中心に圧倒的な支持を獲得。発売後8カ月で1000ケースを出荷し、アイリッシュ・ウイスキーの牽引役となっている。

 輸入販売元である日本法人のイントレピッド・スピリッツ・ジャパンの畑幸男代表取締役は「今期は国分グループ本社さんと足場を固め、3~5年以内にはトップ2以内を目指して出荷量を飛躍的に増やす予定です。全国の国分グループさんの営業担当者様との販売体制を一層強化し、各小売りチェーンとの取り組みを深めていきます」と意気込む。世界的なアイリッシュ・ウイスキーの人気を背景にエンデヴァーの在庫を日本用でもしっかり確保。来春に向けての提案をさらに強める予定だ。

 同社はエンデヴァーの一般発売に先駆け、前回と同様に応援購入サービスサイト「マクアケ」で8月から先行販売した。その結果、エンデヴァーは購入者259人、目標金額の5倍超の299万570円の売り上げを達成。前回に続きイーガンズの新作を購入したリピーターは非常に多く、期待の高さがうかがえた。購入者にはイーガンズ・ファミリーメンバーシップクラブの招待状を送付。イーガンズのファンに向け、プレミアムなイベントやキャンペーンの情報発信も努めている。

「イーガンズ」のメイン3商品(左からヴィンテージグレーン、エンデヴァー、フォーティテュード)

170周年記念イベントと限定プレミアム商品を展開

 エンデヴァーの特徴は、大麦麦芽(モルト)のみを原料に3回蒸留するアイリッシュの伝統製法を軸に、最新のト レンドであるスタウトビール樽をメインに、アメリカン・オークの新樽、バーボン樽、オロ ロソシェリー樽など4種類の異なる樽から熟成していることだ。この伝統と革新を生かした新製法によって、ほのかなピート(泥炭)の温かみのある香りと複雑で奥深いマイルドな味わいのシングルモ ルトを実現。日本のウイスキーファンが納得できる逸品に仕上がっている。

 もともとイーガンズは1852 年にアイルランド中部で創業。かつてはアイルランドの高級ウイス キーの代名詞として人気を博した が、1960年代に一時販売を中止。それをアイルランドでプレミ アムな酒類を手掛けるイントレ ピッド・スピリッツ社が13年に創業家と提携して復活を遂げた。

 今年はこの創業170年の記念の年だ。それに合わ せてバーボン樽などで20年以上熟成した170本限定の170周年記念ボトル「イーガンズ ジェネシス」(税別20万円)を12月に発売する。また創業家のイーガン一族が来日、創業170周年の特別イベントを実施する予定だ。

 日本市場のさらなる拡大を見据え、国分グループ本社が強化するリキュール・スピリッツ部門との協力体制を一層深める取り組みも進めていく。大手卸も注目する高品質でリピーターやファンが着実に増え続けているアイリッシュ・ウイスキーは、小売業の売り上げ拡大と利益に直結する差別化商材の一つと言えるだろう。

170周年記念ボトル「イーガンズ ジェネシス」

問い合わせ先
イントレピッド・スピリッツ・ジャパン株式会社
TEL:03-3943-0701
E-MAIL:customers.jp@intrepid-spirits.com

イントレピッド・スピリッツ・ジャパンの畑幸男社長と
新作「イーガンズ エンデヴァー」