家具・日用品販売大手のニトリホールディングスは9月30日、2023年4月までに米国事業から撤退すると発表した。現地の大手小売チェーンやアマゾンなどのインターネット通販との競争が激しく事業継続は困難と判断したという。撤退を発表した直後からオンタリオミルズ店とタスティン店は全商品20％オフの閉店セールを実施している。
ニトリは12年にニトリUSAを設立。翌年10月に、ロサンゼルス郊外の二つの市に創業者の似鳥昭雄氏の名前からとった「アキホーム」をオープンした。米国内に1000店舗展開を目指していた同社だが、18年、オンタリオミルズに6店舗目となる1043坪の大型店をオープンしたのを最後に、米国市場から撤退を決めた。
