「無印良品」を運営する良品計画は日本時間の7月10日、米子会社「ムジUSA」が連邦破産法11条を申請し、破たんしたことを発表した。負債総額は6400万㌦(約67億円)。

 破たんの理由は、新型コロナによる3月中旬からの全18店舗の営業停止と高い賃料で、パンデミックの影響による倒産は日本の小売大手では初。同社は今後、法的手続きを経て再建を目指すことになる。

 無印良品は2006年に米国事業に進出し、07年11月にニューヨーク市内マンハッタンのソーホー地区に米国進出1号店を開店。翌年5月にはNYタイムズスクエアにフラッグシップストアとなる2号店もオープンした。また12年11月には西海岸では初となる5号店をサンフランシスコ・ソーマ地区に出店するなど、現在までに米国内に18店舗を展開している。

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