粗利改善やコスト削減を実現余剰人員で新規事業も始める

 今年4月1日、「富山県生活協同組合」(県生協)と「生活協同組合CO・OPとやま」(コープとやま)が合併、「とやま生活協同組合」(とやま生協)が誕生した。県内唯一の地域生協となった新生協は、組合員数約13万7000人、総事業高176億5900万円、加入率33%。店舗は1店舗のみで、供給高のほとんどを宅配が占める点が特徴だ。

 二つの生協が合併を決めたのは2017年。両者とも県内全域に展開するライバル同士だったが、人口減少が進む中、将来を見据えた検討が必要と判断。双方の理事長と専務理事が集まり議論した結果、「同じ方向性を持つ生協同士が同一地域でしのぎを削るより、協力し合った方が組合員のためになると考え、合併への舵を切った」(小泉謙二代表理事理事長)。

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