「ブランデ」2店がつくば市に相次ぎオープン

 カスミが今年の1、2月、茨城県つくば市に相次ぎオープンした新業態「BLANDE(ブランデ)」の成果が上がってきた。2店いずれもが新しい買い物体験をテーマに、独自商品、価値提案を盛り込んだ今までにない店となっている。カスミは昨年、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)の中期計画の柱、フォーマット改革に沿って「新業態開発プロジェクト」を発足。山本慎一郎社長は、「つくば市には前から確保している用地が2カ所あったが、既に市内に15店展開しているため、従来型の店は作りあぐねていた。せっかくならそこで新たなチャレンジをやろうと思い立った」とブランデ出店の経緯を明かす。

 2店は同じ屋号だが、立地に合わせて店構えは大きく異なる。まず1号店のつくば並木店は売り場の真ん中にドラッグストアのウエルシア薬局を誘致、H&BCの品揃えを充実させた。一方、2号店の研究学園店(冒頭写真)は「食」に特化し、6カ所の対面コーナーに量り売りコーナー、料理スタジオなどを導入。「2号店は現状駐車場の台数の関係で少し客数が制約されているが、計画していた若い層の呼び込みには成功している。1号店はNSC型というのもあり、人流形成に伴って客数が上がってきた」と山本社長は手応えを語る。

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