デスティネーション・ストアのSM既存店が好調

 バローホールディングス(HD)は、今年6月、実質的な創業者、田代正美会長が経営の第一線を退くこととなった。田代会長は、兼任していたHDとスーパーマーケット(SM)事業会社バローの社長職を退任、HD社長を横山悟副社長に、バロー社長を森克幸専務にそれぞれ引き継いだ。今後は、代表権のある会長として、後進の育成に努める。

 田代会長は、1994年にバローの社長に就任、以来30年近くに渡り、大量出店やM&A、事業の多角化に積極的に取り組み、同社を7300億円超の企業グループに育て上げた。5年で80店舗を出店するなど、ダイナミックな経営で組織を率いたカリスマ経営者。新経営陣は、その重荷とともに、原料やエネルギー価格の高騰など、これまでにない厳しい環境下での試練の舵取りに早くも臨むこととなる。

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