衣料を再び黒字化へ売り場の適正化を進める

 サンエーは今年5月、27年ぶりにトップが交代。1995年から社長を務めた上地哲誠氏が退任し、新社長には家電、ネット事業を軌道に乗せた53歳の新城健太郎氏が就いた。文字通り世代交代と言える新体制の下で、デジタル化やお客の変化に対応した店作りを加速。コロナ禍からの回復局面に入った沖縄経済と歩調を合わせ、県内外の需要を積極的に取り込む政策にアクセルを踏む意向だ。

 その第一弾として今年6月、創業の地である宮古島市に宮古島シティ(冒頭写真)をオープン。店舗面積5853㎡の島内最大規模の商業施設で、SMの「食品館」と12の専門店で構成。中で6店はサンエーが運営するFC店で、そのうち「無印良品」「マツモトキヨシ」「エディオン」「大阪王将」「リトルマーメイド」の5店は宮古島初出店だ。

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