惣菜、冷食、日配を中心に改装効果が発現

 店で炊くから、毎日うまい。そんなキャッチコピーで打ち出す、ローソンの店内調理惣菜「まちかど厨房」シリーズ(冒頭写真)が好調だ。カテゴリー売り上げは実に前年比130%以上で推移。コロナの影響を引きずり、定温弁当の伸び悩みが続く中、同シリーズの伸長が弁当トータルの売り上げを押し上げている。「身近なコンビニで温かくておいしい商品が買えるということで大変好評。直近では弁当だけでなく、カツサンドやジャイアントポークフランクを入れたドッグなど、出来立ての調理パンも人気が高まっている」と藤井均常務執行役員商品本部長は破顔する。

 ローソンがコロナ禍を経て、売り場・品揃えの刷新を急いでいる。まちかど厨房の拡大もその一環だ。ローソンはコロナ後の新しいコンビニの実現に向け、「大変革実行委員会」を発足、変化したライフスタイルに合わせた店舗改装を進めてきた。前期は約4500店を改装。改装店の日販は改装前比で105%と狙い通りの結果が出ている。

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