レジゴー導入で食品売り場もSKUも拡大

 平日の11時、外は小雨だというのにイオンスタイル日の出の食品売り場はお客で賑やかだ。特に鮮魚売り場は従業員が接客に立ち活気がある。2階の衣料品売り場に上がれば、晴れやかな上着を物色する女性客がちらほら。雨でなくとも平日の総合スーパーの衣料品売り場はどこも閑散としているが、日の出の衣料品にはお客の支持がうかがえる。

 同店は東京都の西部、日の出町にあるイオンモール日の出の核店舗だ。車を西に走らせれば温泉、キャンプにもってこいの秋川渓谷がある。そんな穏やかなエリアにイオンモールが出店したのは2007年のこと。当時の客層はファミリー中心だったが、時代の変化とともに、車で20分の足元商圏は人口が増加。子育て支援を充実させる日の出町の政策を受けてファミリーが移住、さらに高齢者施設も増えてシニアも増加。15年を経て見てみれば、ファミリー中心が、3世代の人口構成に変化していたのだ。

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