MVのインストアベーカリーをイオンに初導入

 イオン北海道が標榜する「強い食」の体現が昨年4月、イオン江別店(江別市)で実施された。1階フロアをリニューアルし、ニーズ対応の一大食品強化が実行されたのだ。

 同店は4フロアから成るオーソドックスな箱型GMSだが、1978年に北海道ニチイの第1号店「ニチイ江別店」としてオープンした歴史ある店舗だ。97年、サティに転換する際に建て替えを実施、しかしそれ以降はあまり大きな手を入れられてこなかった。特に課題となっていたのが食品売り場で、ポスフール、イオンと屋号が移り変わったこの20年超の間、ほぼ変わらない形で今に至ってしまっていたという。「お恥ずかしいことですが、今のお客様のニーズとはだいぶ乖離した売り場になっていた」(石川太一店長)のが実情だ。こうした忸怩たる思いもあり、マックスバリュ北海道との統合を機に、急ぎテコ入れに着手したというわけだ。

石川太一店長

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