突然の都市封鎖に上海市民が戸惑う
上海当局は3月27日夜、上海を流れる三浦江を境に市を東部と西部に分けて、順番に封鎖管理する通知を突然発表した。前半に振り分けられた東部は3月28日から4月1日まで、西部は4月1日から5日まで封鎖されることとなり、上海の全域が事実上のロックダウン状態に入った。
封鎖期間中は市民全員がPCR検査や抗原検査を複数回にわたり受けること、厳しい外出制限が掛かり、住民が「家を出てはいけない」状態で、小区と呼ばれる住宅団地では、人と車両は出入りを禁じられ、PCR検査を拒否して深刻な結果を招いた市民に対しては、法的責任さえ追及することも前出の通知の中で強調された。それに加え、封鎖期間中はバス、地下鉄、フェリー、タクシー、オンライン配車など、すべての公共交通機関の運行が一時停止されることとなった。