新型コロナウイルス感染防止から非接触での配達需要が高まる中、ロボットやドローンを用いた宅配が注目されている。アマゾンは、自動走行ロボット「アマゾン・スカウト」(以下、スカウト)による宅配サービスの実験を今秋、ジョージア州アトランタとテネシー州フランクリンで始めると発表した。実験は昨年1月、シアトルの北東100kmほどにあるスノホミッシュ郡で開始。昨年8月にはカリフォルニア州アーバイン地区でも実施しており、今回のテストはこれに続くもの。

 スカウトは、高さ約40cm、横幅30cmほどのクーラーボックス型。6輪のタイヤで人の歩行程度の速度で、人やペット、障害物などを避けながら走行する。注文者は、アプリなどで到着通知を受け取ると、自宅前の歩道で待機。スカウトが到着すると上部のカバーが開き、商品を取るとカバーは自動で閉まる仕組みだ。今秋の実験は月~金曜日の日中に行われ、当初は、アマゾンのスタッフが「スカウト大使」としてフォローする予定。

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