業務スーパーのPBがお客に浸透

 フィリピン産バナナハート698円、「天然のスポーツドリンク!!」とPOPを付けたタイ産ヤングココナッツ498円、タイ産グリーンマンゴー598円も目に付く。トロピカルフルーツを店頭に集積して売るのは、パン・パシフィッ

 神戸物産は今期(2022年10月期)、3カ年の中期経営計画を始動した。中核業態の業務スーパーでPBを強化し、さらなる店舗拡大を図るほか、店内に惣菜ショップ「馳走菜」を導入するなど、グループ資産を生かした取り組みも加速。中食、外食を含めた「食の製販一体体制」を推し進め、全食分野での成長を見据えている。
「コロナ禍において、業務スーパーの価格、品揃えがお客様のニーズに合致した」。沼田博和社長は直近の2年間をこう総括する。コロナ2期目となる前期も同社は、売上高3620億円(前年比6.2%増)、営業利益273億円(同14.5%増)と増収増益を達成。既存店の店舗仕入れ前年対比を見ても、21年の3、4、5月こそ前年の反動でマイナスとなったものの、6月以降は再び浮上。今年に入っても前年超えをキープしており、快進撃が続いている。

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