買い物はしやすいが選択肢の少なさがネック
今年3月9日に開店したイオンのDS、パレッテ厚木長谷店(神奈川県厚木市、冒頭写真)の苦戦が目立つ。小田急小田原線本厚木駅から西に約2.5km、住宅地が広がる高台に立地する同店は、店舗面積が300坪ほど。店内は、入口近くから壁沿いに青果、精肉、鮮魚、日配、ベーカリーと続き、最後が洗剤などの日用品売り場、中央には加工食品の棚がずらりと並ぶ、ごく一般的なレイアウトだ。
通路は広く取られ、ゆったりと買い物ができる。また、青果・精肉など生鮮の状態も良く、色の変わった肉類などは見当たらない。ただ、品揃えはかなり絞られており、青果は、基本の根菜類や葉物は一通り揃うが、モモやイチジクなど旬の果物はなく、水産も冷凍と塩干で、生魚はない。精肉も小容量品は見当たらなかった。加工食品も、例えば、キユーピーマヨネーズは、カロリーハーフなどはあるものの定番商品がなく、ソーセージも日本ハムのシャウエッセンの取り扱いがない。食パンもNBはパスコの超熟のみだった。