関西進出で20%成長を達成したロピアの皮肉

 いささか不本意な数字ではなかったか。オーケーの2022年3月期(21年度)上期の売上高は2636億円(前期比2.1%増)、営業利益158億円(0.7%減)の増収減益となった。コロナ特需で20年度上期が21%の大幅増収となったことの反動によるものだが、「毎年20%成長」を掲げるオーケーにとって、20%成長の裏年での低成長は、この目標自体が現実的ではないことを身を持って示した格好と言える。

 御年94歳となった飯田勧会長は、「もっと売り上げが伸ばせるよう商品、店舗運営、立地開発すべてにおいて、初心に戻ってやり直します」と記しているが、そうたやすい話ではない。

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