握りから容器への盛り付けまでを完全自動化したシャリ玉盛付装置を初披露

 ご飯盛り付けロボット業界シェア№1の鈴茂器工は4月19、20日の両日、サンシャインシティ文化会館(東京都豊島区)で「スズモフェア2022 東京」を開催した。

 企業ビジョン「食の『おいしい』や『温かい』を世界の人々へ」をもとに、スズモグループと協力会社が一体となって、国内と海外の外食・中食・給食関係者に向けに提案。実際に見て触れる体験・体感型のコーナーに加え、食品工場向けの製造ラインで活躍する自動ご飯盛り付け・容器供給機のデモンストレーションなどを実施。また新機種では、従来機から進化させた、ご飯盛り付けロボット「Fuwarika(ふわりか)」シリーズの大型機「GST-RRA」を始め、「シャリ玉盛付装置」「海外向けシャリシート成型機」を初披露した。

 その中でも、すでに一部の店舗で実用化されて好評なのが、寿司のシャリ玉の握りから容器への盛り付けまでを完全自動化した「シャリ玉盛付装置」。シャリ玉50カンを約50秒のスピードで常に均一できれいに整列させることができる。盛り付けは、放射状や斜め盛りなど自在に配列できることから、容器に応じて配列パターンを保存、変更も可能。「飲食店さんで試験的に導入いただきましたが、時短調理と現場の省力化につながると大好評でテイクアウト用として重宝されています」(鈴茂器工の担当者)と高い評価を得る。個食用から最大7人前まで幅広く対応できることから、スーパーの寿司の製造でも活躍する新機種だ。

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