「焼あごかつおだし」を追加、だしの良さを打ち出す

 鰹節専門店のにんべんが付加価値商品の強化を進めている。同社の家庭用事業の2022年4~12月度までの売り上げは、原材料高の影響によって前期比98・4%と伸び悩んでいる。そんな厳しい状況を乗り越えようと、「付加価値の高いだしや鰹節のうま味をより多くのお客様に届ける」(髙津伊兵衛社長)方針を掲げている。

 その具体例の一つが昨年発売した注力商品の液体調味料「ぎゅ~っとポーションだし」(10ml×4個)シリーズだ。ターゲットは30~40代女性のエントリーユーザーで、液体だしを使ったことがない層を想定。ポーション容器を採用し、常温保存が可能。計量不要で使い切りできるほか、いつでも開けたての風味を楽しめるのが特徴だ。従来の「かつおこんぶだし」「いりこかつおだし」「鶏がらかつおだし」「12種の野菜ブイヨン」の4品に、今回「焼あごかつおだし」を追加、3月1日より発売する。

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