インフレ要因は原材料だけではない。物流費の値上げもまた今年は不可避となりそうだ。大手物流企業幹部は、燃料費高騰の影響が顕在化するタイミングについて、「5月から7月ぐらいになるだろう」との見方を示す。

 世界的な燃料費の高騰により、国内でもガソリン、軽油共に価格が上昇の一途をたどっている。レギュラーガソリンの全国平均小売価格は、コロナ直後の2020年に一時1L125円まで落ち込んだものの、次第に上昇し、今年1月24日の週にはとうとう170円を突破。170円台はリーマン・ショックのあった2008年以来、13年ぶりのことだ。

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