養豚から豚肉の加工・流通をはじめ飲食店までを一貫経営で展開するフリーデンは、ベルギーで開催されたITI(国際味覚審査機構)2021年度審査会に自社農場で生産した「やまと豚」を出品した。
ITIは、ベルギーに本部を置き、世界中の食品の「味」を審査し、優れた食品を表彰とプロモーションする機関。毎年3月に開催される審査会では、ヨーロッパで権威のある15の調理師協会と国際ソムリエ協会に属する一流シェフとソムリエの中から構成された審査グループによる目隠し方式によって行われる。各審査員は、第一印象、外観、香り、食感、味覚などの基準に基づいて評価表に点数を記入。その中で総合評定70点以上の食品には、点数に応じて3段階の「優秀味覚賞」が贈られる。
フリーデンは「やまと豚」を15年から出品しており、総合評定90点以上の食品にのみ与えられる最高評定の「三ツ星」を7年連続で受賞。10年間で「三ツ星」を7回獲得した食品のみに与えられる「ダイヤモンド味覚賞」を受賞。国産豚肉として日本初の快挙となった。同時に出品した「やまと豚 骨付ハム」も三ツ星を5年連続で受賞した。
フリーデンは、すべての肥育農場でJGAP認証および農場HACCP認証の取得や、DNA技術の活用によるトレーサビリティーシステムの確立で「安全・安心」な養豚の加工・流通を可能としている。今回、「やまと豚」の7年連続の三ツ星受賞で食の専門家による「おいしさ」の裏付けも証明された。また「やまと豚 骨付ハム」の5年連続受賞したによって加工品製造技術が高く評価されたことから、より品質向上に努めていく構えだ。