関西スーパーマーケットは12月15日、エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)との経営統合を踏まえた人事を発表した。いずれも同日付け。来年2月1日の純粋持株会社体制移行に向けたもので、関西スーパー(2月1日に関西フードマーケットに商号変更予定)の社長にH2O副社長の林克弘氏が、取締役には福谷耕治・関西スーパー社長、梅本友之・イズミヤ社長、永田靖人・阪急オアシス社長が就任するほか、渡邊学・H2O執行役員が取締役(財務室・総務室担当)に、小西敏允・H2O取締役と森薫生・関西スーパー取締役(監査等委員)、西口美廣、澤千恵の4氏が取締役(監査等委員)に就任する。
また純粋持株会社体制に移行するまでの間、新たに設置する「食品スーパーカンパニー」に関西スーパーの既存組織を移管するとともに、これまで関西スーパーの取締役であった福谷氏のほか、玉村隆司会長、中西淳・専務取締役経営企画室長、柄谷康夫・常務取締役営業本部長、北山忠和・取締役管理本部長が執行役員として引き続き事業運営にあたる。そのほか、森忠嗣取締役、岡田由佳社外取締役、生橋正明取締役(監査等委員)は顧問に、取締役(監査等委員)であった福井公子、牟禮恵美子の両氏は取締役を退任する。
同日の関西スーパーの株価は、終値で1104円と経営統合が確定した前日から285円下げた。H2Oとの経営統合を発表した8月31日以降で最安となった。