関西スーパーマーケットは12月14日、最高裁がオーケーによる許可抗告の申し立てを棄却したと発表した。関西スーパーとエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)の経営統合について、15日までに関西スーパーとH2O傘下のイズミヤおよび阪急オアシスの株式交換が完了する予定だ。 

 関西スーパーは最高裁の決定に対して、「臨時株主総会の決議が適法かつ公正に行われたという当社の主張を認めたものであり、正当な判断が示されたもの」とコメントした。一方、オーケーは「最終的な司法の考えが示されたものと真摯に受け止め、15日以降、株式交換に関して訴訟を起こさない」と表明。同社が11月17日に公表したとおり、関西スーパーに対する公開買付けを再度提案することもせず、保有株式の買い取りを関西スーパーに求める方針だ。

 9月3日にオーケーが関西スーパーへ買収提案を明らかにしたことに始まった、H2Oの経営統合を巡る一連の争いは終結する。