オーケーは11月8日、関西スーパーマーケットがエイチ・ツー・オーリテイリングとの経営統合をめぐり開催した臨時株主総会での経営統合に関する議決結果について、集計結果に疑義が生じたと発表した。
オーケーによれば、臨時株主総会の集計作業に立ち会った総会検査役の報告として、一部の株主から、本来、賛成とするところを白紙(棄権)で提出してしまったとの申し出を受け、関西スーパー側が棄権として扱われていたマークシートを賛成にして再集計したという。
また集計作業は当初、総会当日の14~15時の予定だったが、15時の時点で16時までに延長が発表されていた。総会検査役は、15時前の時点では経営統合議案は僅差で否決との集計結果を受け取っていたという。
これに対してオーケー側は、経営統合議案について「本来否決となるべきにもかかわらず、その結果が恣意的に歪められたものに他ならない」とした上で、すでに関西スーパーへの買収提案を取り下げる発表をしているものの、「本件疑義の存在を明らかにする必要があると判断した」という。今後の対応については現在検討中で、決まり次第近日中に発表するとしている。