関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オーグループのイズミヤ、阪急オアシスとの株式交換について差し止めの仮処分を申請したオーケーが11月17日、裁判所の判断が出た後の対応について発表した。

 仮処分の申請が認められた場合、関西スーパーに対して再度、上場来最高値である一株当たり2250円による非公開化(完全子会社化)を目的とした公開買付けの提案を行う。

 一方、申請が認められなかった場合は、裁判所の判断に従い、関西スーパーに対して買収提案は行わない。この場合、オーケーとして関西スーパーの株式を保有する意義が薄れるため、株式を売却する。その際、市場株価への影響を避けるため、市場売却はせず、本株式交換に伴い会社法上認められている反対株主の株式買取請求権を関西スーパーに対して行使する。なお、株式買取請求権は、11月30日までに指定口座への株式の振替を含む手続を完了させる必要があるため、裁判所の判断が示される前に手続を行う構え。