関西スーパーマーケットは11月26日午後、エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)との経営統合を巡り、オーケーが求めていた仮処分を認める神戸地裁の決定に対する保全異議の申し立てが退けられたと発表した。関西スーパーは「当社の主張が認められなかったことは誠に遺憾」として、大阪高裁に保全抗告の申立てを行う予定だ。
また同日午前、同社は経営統合に伴うH2O傘下のイズミヤおよび阪急オアシスとの株式交換を当初予定の12月1日から15日に延期すると発表。延期の理由として、神戸地裁が仮処分を認める判断を決定したことと同社の異議を申し立てた状況を挙げ、H2Oグループと協議した上で決定したとしていた。しかし、神戸地裁が関西スーパーの異議申し立てを退けたことで、経営統合はさらに遠のいたと言えそうだ。